行き付けの始まり

さて、ステッカーが隙間なく貼られたこのアーチ型の窓はなんだろうか？おじちゃんが度々飲みに行く、ラーメン一新の店内である。

初めてラーメン一新を訪れたのは、この写真を撮った日からおよそ一年前だっただろうか。既に飲んでいたおじちゃんは、最後にラーメンを食べようと立ち寄ったのであった。

酔っていたにもかかわらず、ラーメンの前に酢モツと瓶ビールを注文。そんな気持ちにさせるお店だったのである。たっぷりの酢モツと、小さめのビール用コップで飲む瓶ビール。多大なる幸せを感じるのである。そこからのラーメンは一日の最後にふさわしい味わいで、おじちゃんはその日一日を満足に終えた。

後日また飲んだ帰りに立ち寄って、同じパターンで最初に瓶ビールを楽しんでいると、「この前もいらっしゃってましたよね？」と大将がおじちゃんに声をかけた。ラーメン一新がおじちゃんの行き付け店になる始まりなのであった。

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